焚き火好きなら誰でも知っているキャンピングムーン。スノーピークみたいな高級ラインではないですが、手に届きやすい価格帯で、焚き火好きを唸らすフォルムの焚き火台を提供してくれる、焚き火好きに優しいメーカーさんですね。
ブランドにこだわらない派の私には十分な焚き火ギアと言えます。
今回紹介するのは「キャンピングムーン(CAMPING MOON)世界最小 ミニBBQコンロ」という焚き火台です。
1年ほど前には購入していたのですが、自宅に届いて組み立ててみたら、あまりのフォルムのかっこよさからどうしても焚き火に使用して汚すのが忍びなく、ついつい今にいたっていたギアです。しかし、使われてなんぼの焚き火台。このままでは可愛そうですし、何よりも焚き火愛好家として未使用の焚き火台は恥だと思わなければ!と、覚悟を決めていつもの焚き火スポットに。
平日の夕方、だーれもいない。まさにプライベートビーチならぬプライベートキャンピングフィールド。
私と1羽の鷲だけしかいない贅沢な焚き火ステージです。
この鷲は、いつもここにいるやつですが、すぐそばに巣を作っていて、自分の縄張りにしているんです。
まあ、少しの間だけ私もこの場所で楽しませてもらうことにします。
いよいよキャンピングムーンピラミッドグリル焚き火台の組み立て
私は基本一人キャンパー、一人焚き火ニストなので、一番小さなサイズを購入しましたが大勢が好きなら、大きなサイズもありますのでそちらがお薦めです。
私の一番小さなサイズは「世界最小BBQ台」と言ったキャッチコピーも付いているぐらいコンパクトですが、みた感じはとてカッコ良いフォルムで、パーツ数も少ないので準備が簡単そうです。
キャンピングムーン(CAMPING MOON)バーベキューコンロ・焚火台 世界最小 ミニBBQコンロ 収納バッグ付き X-MINI
パーツは専用の袋を除くと5パーツ。基本的に広げて乗せていくだけの構造です。
組み立てる工程を動画にとりましたので、そちらがわかりやすいですよ。片手でカメラを持って、片手だけで組み立てたのですが、それでも1分もかからず手間いらずでした。
動画はこちらをご覧ください→ユーチューブ「ピラミッドグリル焚き火台組み立て」
ちょっと簡単すぎて、マニアックなギアが好きな人は物足りないかもしれませんね。
フォルムはピラミッドというよりも、アポロ11号のようなイメージです。ピラミッドというのは、このフォルムを逆さにしたらピラミッドのような三角柱に見えるからでしょうか。
ピラミッドグリルで焚き火してみた
さあ、いよいよ焚き火です。
いつものように、まい薪を持参し、ナイフでわり、フェザースティックを作り、ファイヤースターターで点火の儀式です。
この時間が焚き火ファンにはまずたまらないSTEPですね。ライターで点火は便利ですが、味気ないです。
ここのシーンは、カメラ撮影ではなくこの作業を楽しみたいので、撮影していません。すいません。
というわけで、いきなり焚き火シーンから。
どうです?ちょと絵になるでしょ。まるで聖火台のように見えます。
ちなみに、下の写真の奥に数本見える木の真ん中辺に黒い丸いところが見えるかと思いますが、あれが先ほどの鷹の巣です。
彼女(彼?)は、あそこに戻りたいけど、私がいるから巣のありかがバレないように、あえて離れたところの木に止まっているんです。
今はまだ産卵はしていないと思いますが、昨年の春は産卵していて、私がこうしていると真上を飛んで、時たま私めがけて滑空して威嚇してくるんです。
焚き火の話に戻しますが、この焚き火台、ちょっと難点は、薪に対して一人用だとサイズが小さいこと。マイ薪は市販のものよりも15cmぐらいは短めに切ってあるのですが、それを使用しても台からかなりはみ出るのです。
はみ出ると見た目も不細工ですが、何よりも燃えるうちに、燃え残りが下に落ちてしまうのです。
これは薪の置き方にテクニックが要りますね。置き方次第でかっこいい焚き火が楽しめるタイプです。
ちなみに、こちらの焚き火の様子も動画をUPしておきましたので1度どんな感じになるのか気になる方はご覧ください。
結構、カッコ良い動画になりましたよ。動画編集も、少しだけ要領がわかってきて、少し見られる動画が作れるようになりつつありますよ(笑)
動画はこちら
付属の金網は、BBQの焼き網やお湯を沸かす時の五徳がわりになるのでしょうが、今回も焚き火を楽しむだけなので網は使用していません。
最後にいつものブレンディのスティックコーヒーを鍋で沸かしたお湯で楽しみましたが、鍋を直接焚き火に乗せて沸かしてしまいました。
もう一つご紹介したい焚き火ギアがあります。
その名も焚き火用あぐら椅子。
このあぐら椅子は、焚き火用と言っているだけあって、座った時の座面が低くて、焚き火の作業をするのがとても楽で、焚き火台がとても近くに感じ、まさに焚き火を楽しめる椅子だな〜というのが感想です。
しかも値段がまた嬉しい価格。このタイプでなんと消費税込みで2000円を下回るんです。色々なタイプがあるので、ぜひ、「あぐら椅子」と検索してみてください。
ちょっと注意をするとすると、許容体重が80Kgとかであること。おデブさんだと、壊れてしまうかもしれません。
ちなみに、折りたためる、専用の袋に一発収納です。本当に最近の焚き火ギアは、組み立て簡単、収納便利、軽量コンパクトで低価格とすごいですね。
最後に今回のピラミッドグリル焚き火台の使用評価をまとめてみました。
数値化とかはできないので、あくまで使ってみた個人的感想です。
●良かった点
フォルムがカッコよくて、軽量コンパクト収納。組み立ても簡単便利です。
焚き火中の燃えかすの受け皿が付いているので灰も下に落ちにくいですね。
●悪かった点
小さなサイズは、薪が収まらないので、木を極端に短く切るなどの工夫が必要です。
燃え方ですが、燃焼効率は、二次燃焼タイプの筒型やメッシュ網タイプがほぼ灰になるまで燃え尽きるのに対してこのタイプは燃え尽きるのに時間がかかりすぎます。
途中諦めて水で炭を消さなければならなかったぐらいです。
でも総じて、焚き火台としては優秀な台だと思います。皆さんはぜひ、1タイプサイズアップのものを購入されることをお薦めします。
返す返すも炭が赤いまま、なかなか灰になるまで燃え尽きてくれないのが一番のネックだったかな。私の焚き火スタイルは、さっと火を楽しんで、1杯のコーヒーで癒されて、さっと帰る。
炭が灰になるのを待つ時間は、寒いだけで楽しめません・・・・