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コロナ禍の中、多くのキャンプ場や公園が閉鎖され、日本全国のキャンパーや焚火ファンの皆さんは大好きなキャンプも焚火もできない日が続いてストレスが溜まっているんじゃないですか?
私もその一人。焚火がしたくてしたくて仕方ありませんでした。
実は、私事ですが、焚火好きではありますが、「スノーピークの焚き火台」には手を出してこなかったのです。
なぜなら、焚き火台というジャンルを創造した神であるスノーピークの焚き火台は、私が焚火道を究めた時に手に入れようと決めていたからです。
ビギナーから「スノーピークの焚き火台様」で焚き火するなんて恐れ多い恐れ多い。
と思っていたのです・・・・
そんな私があっさり掟を破ってスノーピーク焚火台デビューしてしまいました
が
コロナ禍の焚き火できないストレスで、あっさりその自分への取り決めを破っちゃいました。
我慢しきれずAmazonでつい、「ポチッ」ってやってしまったのです・・・・
という訳で、今、我が家で「スノーピーク焚火台(L)様」は、キャプテンスタッグやコールマン、ユニフレームといった私の歴代の焚き火台を押しのけ玉座に鎮座されている次第です。ははー。
といっても、他のメーカーの焚き火台が機能で劣る!という訳では全くありません。
あくまで歴史に裏付けられているという1点で「スノーピーク焚火台様」は別格なのです。
スノーピーク焚き火台が別格なのは歴史だけではなかった
と言う訳で、さっそく届いた時の感想ですが、
「とにかく重い!」
スノーピーク(snow peak) 焚火台 L [3-4人用] ST-032RS ステンレス
なんという重さ。これが玉座に君臨する王者の重さか!
Lサイズということもあるでしょうが、鉄で頑丈に作られていて、正に金物屋が本業であったスノーピークが作り上げた業物(わざもの)であると納得の一品です。
YouTubeやTVでその重さは言われ続けてきましたが、まさか本当にこんなに重いとは!
もちろん溶接も頑丈そのもの。
ちょっとの事では壊れないでしょう。まさに、一生ものです。
もしかしたら、私から子供へ、子供から孫へと3代は引き継がれるかもしれません。
あるYouTube番組では、ランドクルーザーで踏みつぶしてみたけど、びくともしなかったと動画アップしていました。凄い!
しかも、こんな重厚な作りなのに、ワンタッチで焚き火台になり、すぐに焚火が始められるといううれしい設計です。
まさにこれ以上そぎ落とすものがない!という考え抜かれた設計。
スノーピークさんのHPでは、この開発秘話のような記事もあり、様々な試行錯誤の中で生まれたこの形だと書かれていましたが、正に納得のこの姿です。
さあ、火をつけていざ焚火を楽しもう
キャンプ場や公園が開放され、多くのキャンパーが今までのストレスを発散するべく集ってきています。
はじめての「スノーピーク焚火台様」への火入れをこんな雑踏の中で行いたくない!ということで、農地の一角を借り、ひとりこの神聖なひと時を楽しみます。
普段は自分で山に入り、まさに「おじいさんはしば刈に」状態で木を拾い、倒木を切り出しては薪にしています。
しかし今日はホームセンターで調達です。
王者の焚き火台にふさわしい薪をくべなくてはいけません(といっても普通の広葉樹。本当なら針葉樹で目の詰まった火持ちのよいものが良かったです)。
フェザースティックも作らないまま、薪を大中小に割るだけの準備で火入れを行います。
さすがです。一発で火が付き、小薪から中薪へ、そして一気に大薪まで火がついて燃えていきます。
燃焼効率も素晴らしい。
メッシュの網タイプの焚き火台のように、横や下からも火や赤々とした炭を楽しめるものもいいですが、このスノーピークの焚き火台のように、焚き火を王道で楽しむのもいいものです。
私が購入したのはLサイズの焚き火台で縦45cm×横45cmなので市販の薪の長さ約40cmが無理なく入ります。
薪がちょうど台の中に収まるサイズなので、薪がはみ出て、燃やしている最中に外に落ちたりすることがありません。
とても安全です。
スノーピーク焚き火台を使ってみて、あえて課題をあげるとすると
とても考え抜かれた設計なので、焚き火台だけに非(火)の打ち所がないのですが、あえて気になった点をあげてみましょう。
課題1:折り畳み仕様のため、折り曲がり部に隙間ができ、そこから灰が落ちてしまいます。
焚き火台のいくつかの種類には、焚き火中に落ちる灰の受けがついているものがあります。
スノーピーク焚き火台の場合、灰受けよりも、下草の保護の意味合いが強いと思いますが、ベースプレートがオプションで販売されています。
このベースプレートも一緒に購入し使われることをお勧めします。
ただ、本体の重さに加え、このプレートまで加わると非常に重いので、その覚悟が必要です。
課題2:焚き火が終わっても焚き火台の熱が冷めるのに時間がかかる
鉄素材で重厚に作られているため、焚き火が終わっても5分以上はそのままにしておかないと暑くて触れません。
うっかり手袋をしていてその熱さに気づかないまま袋に入れてしまうと、袋を焦がしたり、他のナイロン系のものを溶かしてしまう恐れもあるので十分注意しましょう。
課題3:やはりとにかく重い
焚き火台の中でも重さが別格に重いのです。特にLサイズ以上になると本体+ベースプレート+済床の3点で9kg程もあり、手で持つには限界があります。
専用の袋に入れて、肩に掛けるように持ち運ばないと耐えられないでしょう。
まとめ【スノーピーク焚き火台はやはり凄かった。でもその都度目的に合わせた焚き火台を使うことが正解だと思う】
以上のようにスノーピーク焚き火台は焚き火台の完成形とも言えるフォルムと設計だと私は思います。
そして、使い心地も抜群。
多少の課題はあるものの、全て考え抜かれた設計の裏返し、副作用のようなものでしょう。
ただ、この焚き火台がオールアラウンダーという訳ではありません。
ひとりで小さな薪を少しづつ足しながら火を楽しみたい人。
焚き火しながらキャンプ飯を楽しみたい人。
バーベキューをやりたい人。
十人十色、人それぞれ優先したい目的があるはずなので、それに合う機能を持つ焚き火台を選べばいいのです。
私は3から4種類の焚き火台を持っておくの一番良いと思っています。
用途やサイズバリエーションを持たせて、気分やTPOに合わせて変えるのです。
それが私の考える焚き火上級者なのです。