焚き火の魅力とマナー 自然を楽しむ

湖畔の焚き火時間がカピバラ?の登場でパニックに(動画あり)

更新日:

今日は日曜日。緊急事態宣言は解除されたけど、公園は閉鎖継続。でも自転車での乗り入れはOKなので、運動がてら自転車こぎこぎ、20分ほどで、いくつかあるお気に入りの焚き火スポットの中の一つに到着。いつものように湖畔でプチ焚き火を楽しみました。

薪は現地調達で、湖岸に流れ着いた流木や、湖岸の伐採された木の枯れ枝を拾い集めます。いい感じに乾いています。1時間ほどの焚き火タイムにはこれぐらいが丁度良いのです。ただ、いたずらに沢山燃やせば言い訳ではないのです。

まあ、今回は、焚き火の話ではなく謎の生物の話なので、話をそちらに戻しましょう。

湖畔の焚き火時間がカピバラ?の登場でパニックに

焚き火を楽しんで、最後にお湯を沸かしてコーヒーを楽しもうとしていた矢先のことです!水面に何か気配を感じて目をやると、何か怪しげなものが泳いでいるではないですか!

長さはおおよそ1.5m程度。顔だけ出してクネクネと水面を泳いでいます。顔も鼻だけ出しているので、体全体が見えません。最初、ワニ?と思いましたが、背びれのひだが見えないので違う。もしかして巨大蛇のアナコンダ?家庭のペットが逃げ出した?結構外見からアナコンダに似ているような気がします。アナコンダだとすると、頭の大きさから推定すると5mはあるかもしれません。ちょっと戦慄が走ります。パニクります。

こちらに近づくように正面を向いた時(写真)、あっ!なんかみた事ある!カピバラ君?じゃないのかな?。逃げ出したカピパラが野生化した話は聞いたことがあるような。この愛らしい顔つき。もうカピパラ決定じゃないですか。

謎の生物が上陸して来ました。それも、私が焚き火をしているベースキャンプの前に。なんと大胆な。全く警戒心がありません。何ならなでなでもできそうな感じです。やっぱりカピパラ君なのでしょうか?

警戒心が無いので、少し近くで観察してみました。愛くるしい顔をしています。どうやら草食動物みたいなので、襲ってくることはなさそうですが、あまり驚かすと威嚇される恐れもあるので、慎重に慎重に・・・。

カピバラ君のような気もしますが、何かちょっと違うような気がするんですよねー。カピパラってこんな感じじゃないですか。

※カピバラ写真;伊豆シャボテン公園HP引用

カピバラの方がなんかもっと気品があると言うか、ゆるキャラっぽさが滲み出ていると言うか。

カピバラとの決定的な違いを発見!

よーく観察すると、何と長ーい尾っぽがついているじゃないですかー。さながら、大きなネズミです。

カピパラ君はと言うと、

こんな感じで尾っぽは長くありません。これは決定打です。カピパラの雑種?そんなことはないか・・・・・。

そんな事を考えている間に、食事も終わったのか、また泳いでどこかに行ってしまいました。一体、あの子は何だったんでしょうか?

とにかく、謎の生物の来襲でしたが、何事もなく終わったので、とりあえず焚き火を再開し、コーヒーを入れてゆっくりといただくことにします。

謎の生物の正体が判明!

自宅に帰り、ググってみた所、やはりカピバラではありませんでした。では何だったかと言うと「ヌートリア」と言う外来生物だったんです。

ヌートリアってどんな生物かと言うと、Wikipediaによると、

日本では、大日本帝国陸軍向けの毛皮採取を目的として導入されたが、第二次世界大戦終戦後で需要が激減したことに伴い、飼育されていた個体の多くが野外に放逐された。また、1950年代の毛皮ブームでは本種の飼育が流行したが、その後の毛皮価格の暴落に伴い、このときも多数の個体が野に放たれ、野生化している。これらの子孫が各地で定着し、特定外来生物に指定されている。近年アライグマと同様に、野外繁殖が問題となっている。

と言うことらしいです。勝手に人間が連れて来て、いらなくなったから捨てられて、それでも必死に慣れない環境の中で生きて来たのに、外来生物指定されて害獣扱いされるなんて可愛いそうですよね。ほんとに人間の身勝手さが招いた悲劇です。

でも、可愛いそうだからと言って、餌をやったり近づいたらダメらしいです。結構人懐こい部分があって餌をやると食べてくれるらしいですが、そこに定着してしまい、そこで繁殖を始めてしまうこともあるようで、そうなると本当に駆除されてしまいます。また、私たちの身勝手さやエゴで、ヌートリアを不幸にしてしまいます。それに、凶暴な面も持ち合わせているそうで、何かの拍子に襲われる可能性もゼロではないようです。鋭い大きな歯を持っていて、指ぐらいは噛み切られる恐れがあります。安全な距離で観察する程度にしておいた方が良さそうですよ。

まとめ

と言うわけで、今回遭遇した謎の生物はカピバラ君ではなく「ヌートリア」君でした。しかし、この子の生い立ちはとても可愛いそうなものでしたよね。ちょっと気軽にプチ焚き火を楽しむつもりが、ちょっと勉強をしてしまいました。

私がアウトドアを楽しんでいる湖の周りでも、今回のヌートリアだけでなく、アライグマ、ブルーギル、ブラックバス、の他、危険な昆虫まで住み着き始めています。私たちも、ちゃんとした知識を持った上で、対処しないと危険な目に遭ってしまうだけでなく、可愛いそうな生き物を増やしてしまうかもしれません。そんな事を思った1日でした。

-焚き火の魅力とマナー, 自然を楽しむ

Copyright© 風の香りを感じて自然を楽しむ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.